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答え合わせ。

高校時代、選択授業で

介護福祉を専攻した。

 

ただ漠然と「誰かの為に」

 

幼い頃から、

その気持ちだけは強かった。

 

製パンに対する取り組みは

現在とは比較に成らない位、意識が低かった。

 

高校一年の春、小遣い稼ぎの為に

登校する乗車駅最寄り駅の

パン屋でのアルバイト。

 

卵パン、ゴボウパン、カレーパン、メロンパン。

食パン、フランスパン、ピザパン、ドーナッツ。

 

今でもそうだが、

才能は人一倍無かったが、

粘り強さはあった青年期。

 

見て学び、取り組み学び、その繰り返し。

当時はYouTubeなんてものは無くて、

図書館が心の拠り所だった。

 

学業そっちのけで没頭した。

気付けば朝3時出勤、

店舗スタッフ1番手になっていた。

 

今から思えば、

従業員が少なかっただけなのだが、

立場の上の方から信頼していただける事が

やりがいとなり、

妥協しない姿勢となっていった。

 

ある時、社長が

ヘッドハンティングしてきたという

40代と見受けられたパン職人が入社した。

 

16、17の若造が

立場を築くと天狗になる。を

地で行く様な頃だっただけに

伸びた鼻を折られて良かった。

 

圧倒的な経験、能力の差に

「勝てない。」と、初めて思った。

 

変なプライドから

途中から入ってきたオッサンに

教えてもらいたくない!と、尖った時期もある。

 

絶対に勝てない相手に、挑み続けた毎日。

文字通り、子供扱い。

技術職は、技術が全てなのだと、

時の経過と共に、教えを

乞わせていただいた。

寛容な、紳士で、大人の男性だった。

 

こんな私でも、横道に反れた事がある。

と言っても、財産であり、あの頃があったから、

パン製造販売という仕事に対して、

一途に、向き合える。

 

介護福祉士の専門学校へ行った。

 

編集者の仕事をしていた時期がある。

 

「パン職人」という職業を

生業(なりわい)と決意する迄、

紆余曲折、人様同様、悩んだ期間。

 

社会科見学時、久原小学校の皆に

お伝えした様に、関心がある事は

失敗を恐れず、挑戦してもらえたなら。

 

点と点とが、いつの日か、

線に成る日が、来る日を信じて。

 

パンでも、料理でも、どんな事でも、

あらゆるものは、鏡であり、己自身を映すもの。

 

本気になって、取り組む事で

心が、磨かれるのだと思う。

 

御高齢のお客様方と

店頭で「ゴールは、無い。」という話で

度々、談笑させていただく。

 

諸先輩方の深く沁みる言葉が重い。

間違ってない。ただ、真っ直ぐに、

製パン業に取り組み、磨いていく生涯を送る。

 

作品を。

 

人生を。

 

試行錯誤、創意工夫を怠らず、

邁進してまいりたい。